シミの治療


シミを治療するための様々な方法をご紹介します。


・レーザー治療

シミ治療でもっとも代表的なのが、レーザー治療です。

美容クリニックや皮膚科などで受けることができます。

レーザー治療は、シミの原因になっているメラニン色素をピンポイントで破壊します。

破壊されたメラニン色素は、1~2週間ほどで皮膚の表面に出てきて、垢のようにはがれ落ちます。

大抵のシミはほぼ1回の治療で取れます。

照射した部位はかさぶたになりますが、痛みもほとんど無いので、とても有効な治療です。


・ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、グリコール酸などを使って、古い角質を化学的に溶かし、新しい皮膚の再生を促すという方法です。

ケミカルピーリングでターンオーバーを整えると、ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンなどが生成されやすくなり、シミ、くすみ、ニキビ、小じわなどのさまざまな悩みが改善します。

皮膚を溶かすため、ケミカルピーリングを受けた後は、多少のヒリヒリ感や痛みはあります。

肌がデリケートになるので、刺激の強い化粧品は避けた方が無難です。

また、ピーリング後は紫外線の影響を受けやすくなるので、紫外線対策が重要です。


・イオン導入

イオン導入は、皮膚に微弱な電流を流すことで、美容成分を皮膚内に浸透させる方法です。

美容成分を弱い電流でイオン化し、マイナス同士、あるいは、プラス同士が反発する原理を利用して、美容成分をお肌のバリアを透過させます。

成分を単純に塗布するのと比べ、数10~100倍の浸透力があります。

シミの治療には、ビタミンC誘導体やプラセンタをイオン導入することが多いです。

ビタミンCは、コラーゲン増加作用、皮脂を抑える作用、毛穴を引き締める作用などがあります。

プラセンタに含まれる細胞増殖因子や豊富な有効成分により、コラーゲン増加、メラニン色素を生成する酵素チロシナーゼの阻害、新陳代謝アップなどの効果が期待できます。

施術は週1回ぐらいの間隔で複数回行うことになります。


・注射治療

ビタミンCやプラセンタなどを、注射で肌に注入する方法です。

肌に塗布するだけでは簡単には浸透しない成分でも、注射なら投与できて即効性も期待できます。

施術は5分程度と、早く終わることもメリットです。

施術は週1回ぐらいの間隔で複数回行うことになります。


・フォトフェイシャル(Intense Pulsed Light、IPL)

フォトフェイシャルは、レーザーのような直進単一波長ではなく、ブロードバンドな光(560nm-1200nm)を顔に照射することで、シミだけでなくソバカス・赤ら顔・しわ・毛穴の開きなど、様々な悩みに効果があります。

フォトフェイシャルの光が、メラニン色素に当たると、光のエネルギーが熱に変わり、ダメージを与えます。

フォトフェイシャルの光はターゲットのみに反応するため、素肌を傷つけることなく、トラブル部分のみにダメージを与えることができます。

また、光の作用により真皮のコラーゲンの再生を活性化させるので、みずみずしい肌に生まれ変わります。

施術時間も短く、肌へのダメージも少ないので、終わってすぐに洗顔やメイクをすることができるのも特徴です。

2週間程度の間隔で、数か月の施術が一般的です。


・外用薬

通常、作用の異なる2種類の外用薬を用いて治療を行います。

トレチノインクリーム(レチノイン)は皮膚の代謝を促進しターンオーバーを早める効果があります。

ハイドロキノンクリーム(ヒドロキノン)は、お肌の漂白剤といわれ、シミの原因であるメラニンを作るチロシナーゼの活性を阻害することでメラニンの産生を阻害します。

シミの治療期間は2か月ほどかかります。

シミを取るというよりは、薄くすることが目的の治療です。


・内服薬

肝斑(かんぱん)の治療には、トラネキサム酸を主成分とした内服薬が用いられます。

通常のシミ(老人性色素斑)には、ビタミンCやE、L-システイン(ハイチオールC)などの内服薬がありますが、少なくとも即効性は期待できず、長期間の服用が必要でしょう。


・サプリメント

ビタミンCやE、L-システイン、イソフラボン、コラーゲン、ピクノジェノールなど様々なサプリメントがあります。

内服薬同様、即効性は期待できず、長期間の服用が必要でしょう。


・化粧品

化粧水、美容液、乳液、UVクリームや、それらの美白セットなど、数多くの化粧品が販売されています。

シミの予防を重視しているものもあれば、出来てしまったシミ対策用の化粧品もあります。

当サイトは化粧品のシミ改善効果を口コミから検証しています。