摩擦黒皮症(まさつこくひしょう)
衣類や下着、あるいはナイロン性のタオルなどで、皮膚を摩擦することにより、物理的刺激を長年うけることにより現れることが多いシミです。
顔ではなく、体の特に骨の上に現れるケースが多いです。
境界が比較的不明瞭な、さざなみ状のまだらな淡褐色や黒褐色の色素斑です。
皮膚の外側の表皮ではなく、内側の真皮にメラニン色素が過剰にたまって現れる深いシミです。
当然、治療は簡単ではなく、なかなか消えにくいということになります。
原因となっている摩擦を排除すれば、色調は次第に回復していきますが、真皮は表皮と違い、生まれ変わったりはしないので、完全に治るまでには3年程度かかるといわれています。