老人性色素斑
シミの種類は様々ありますが、老人性色素斑は最も一般的なシミで、シミといえば老人性色素斑のことといっても過言ではありません。
老人性色素斑は、数㎜~10数㎜ほどの大きさの平坦で丸い色素斑であることが多いです。
紫外線が主な原因です。
若い頃から日焼けをしていた人ほどできやすいため、日光色素斑などとも呼ばれます。
早い人は20代のころから現れますが、一般的には30代後半~40代に発生し、50代以上の人にはほとんど見られる一種の老化現象です。
頬骨の高いところやコメカミ付近の紫外線がもっとも当たりやすい部分に出来やすく、露出度合いによって手の甲や腕、背中にも生じます。
効果のある化粧品はありますが、色が濃く形がはっきりしているものを完全に消すことは困難で、美容皮膚科などで処置が必要です。
レーザー治療、ケミカルピーリング、ビタミンC誘導体とプラセンタのイオン導入など、治療法は様々です。
また、外用薬のトレチノインやハイドロキノンなども有効です。